快眠を手に入れたい人必見 本当におすすめのマットレスとは?

就職、引っ越し、家の建て替え、マンション購入、初めてのひとり暮らしなど、新生活を始める際にはベッドを新調する場面が訪れることが多いものです。ベッド自体はデザインの良さや収納の有無など、好みや求める機能性がはっきりしていれば決めやすいですが、マットレスは一見どれも同じように見えてしまうため、どのように選べばいいのか迷ってしまうことはありませんか?

寝具売り場をのぞくと低反発や高反発、ノンコイルに折り畳み式、さらにはウォーターベッドまで、実に多種多様なマットレスが並んでいます。また、同じ高反発マットレスでも、価格が安いものから高額なものまであり、予備知識がない状態で量販店に出掛けても、どれを選べばいいのか悩んでしまいますよね。

今回は、マットレスを購入する際にはどんな点に注意すべきか、また、本当におすすめのマットレスとはどんなものなのかといった疑問を解消し、自分に合うマットレスの選び方をご紹介します。

まず気を付けるべきはマットレスの硬さ!体に合わないと腰痛の原因になることも

マットレスを選ぶ際に、まず気を付けたいのがマットレスの「硬さ」です。柔らかすぎても、硬すぎても体を痛めることがあるのをご存じですか? 柔らかすぎるマットレスは横になったときに腰が大きく沈み込むことがあり、硬すぎても腰が浮いてしまう場合があるため、腰痛を引き起こすこともあります。

なぜ寝ているだけで腰が痛くなるの?

人間が横になったとき、主に頭部・背中・腰・足の4カ所に重力がかかりますが、すべての部位に均等にかかるわけではありません。

ベッドや布団に横になったとき、一番重力の影響を受けて沈み込むのが「腰」です。ここで、体に合わない柔らかすぎるマットレスを使用すると、腰の仙骨の部分が深く沈み込んでしまいます。このため、起床時に「腰痛」が表われます。ふわふわの柔らかベッドは体が包み込まれているようで気持ちがいいと思いがちですが、実は腰痛持ちにとってはあまりうれしいものではありません。トップアスリートといわれるような人々は世界各国を遠征で回る際、ホテルのマットレスの違いには敏感で、自分専用のマットレスを持ち込む場合もあるようです。

「日本生理人類学会誌」のような学術誌においても、入院患者の睡眠に及ぼす影響や、妊娠に伴う腰背部から骨盤周囲の疼痛の実態など、マットレスと睡眠の質、マットレスと腰痛の関係性はしばしば研究されています。それだけ日本人にとっては重要なテーマと考えられているのでしょう。

厚生労働省が発表した「平成25年 国民生活基礎調査の概況」(PDF)によると、日本人の3割が腰痛に苦しんでいるといわれています。腰痛は前かがみになったときに痛みを感じる椎間板ヘルニアからくるもの、体を後ろに反らせたときに痛みを感じる姿勢の悪さや加齢からくるものの2種類が多く、なかでも日本人の腰痛は後者が多いとされています。もしかすると、体に合わないマットレスの使用も日本人の腰痛の一因となっているかもしれません。

ちょうどいい「硬さ」を選ぶ基準は?

人間の体型は千差万別、一人ひとり異なるため、一概に「これが絶対にいい」と言い切ることはできません。ただ、中肉中背の平均的な体型の場合は、反発力の弱いマットレスよりも中程度の硬さの「高反発マットレス」の方が、仙骨の沈み込みが少なくて済むため、腰に負担をかけない姿勢が維持できます。また、近年の研究では睡眠中の寝返りの回数が少ないと筋肉が収縮して腰を痛めることが分かっています。そのため、寝返りが打ちやすい硬さのマットレスを選んだ方がいいと言えるでしょう。

睡眠が持つ本来の目的とは

人間が眠る目的は、体を休めて明日への英気を養うことです。疲労や体の痛みを癒すための行為なのに、「朝起きたら腰が痛い」、「全然寝た気がしないのでいつも寝不足」なんてことになったら本末転倒です。間違ったマットレス選びはそんな恐ろしい事態を引き起こす可能性があるため、まず硬さに対して敏感になった方がいいでしょう。

また、人間が眠る場面は自宅だけではありません。旅行や出張などの際に、宿泊先のマットレスが柔らかすぎるケースも考えられます。そんなときは仰向けではなく、横を向いて寝るといった工夫をすることで、寝ている間に腰痛になるのを防ぐ効果が期待できます。

活力にあふれた毎日を送るためには、自分に合うマットレスの硬さを把握することが大切なポイントと言えます。

日本の高温多湿な夏を乗り切るためには「通気性」も重要です

「人間は寝ている間にかなりの汗をかいている」というのは有名な話です。脱水症状にならないように、お風呂上がりや寝る前に水分補給をするのはもちろん大切ですが、その汗を吸い取る寝具、マットレスの通気性はさらに重要です。

例えば、一人の人間が1晩に 200ミリリットルの寝汗をかくとすると、1年で73リットルの量になります。セミダブルのベッドを使い、毎日夫婦で寝るとしたら、その倍の約140リットルの汗を寝具が吸い取っていることになるのです。一般的なバケツの容量が6リットルから11リットルといわれているので、バケツいっぱいの汗を1年間で10回以上ベッドに吸い取らせていることになります。

通気性の良し悪しは日本で暮らすなら外せないポイント

日本の冬は雨も少なく乾燥しがちですが、反対に夏は高温多湿になる地域が多く、ジメジメした毎日を過ごさねばなりません。車のタイヤのようにマットレスを夏と冬で交換できるならいいのですが、それはなかなか難しい話です。通気性の悪いマットレスは目覚めの悪さや寝苦しさの原因となり、熟睡の妨げになります。

マットレスの通気性の良し悪しは「ポケットコイル」や「ボンネルコイル」といったマットレスの中にあるコイルの形状によっても異なってきます。家具屋さんを訪問した際には、販売員に通気性の良さを確認するのを忘れないようにしましょう。

通気性の悪さは衛生面でもマイナス

通気性が悪く湿度が高い状態が続くと、マットレスはダニやカビの温床になります。衛生面を考えても不潔であるというのは明らかですが、ダニやカビが増殖したマットレスはそれ自体の劣化も早まります。マットレスは丸ごと洗濯をすることもできないため、子どもがアレルギーを持っていたり、長く使うつもりであったりするなら、通気性の良さは気を付けたいポイントです。

近年発売されているマットレスのなかには、通気性の良さに加えて、湿気のたまりやすいマットレスの上部を取り外して洗えるタイプのものも発売されています。「いつもサラサラで気持ち良いマットで寝たい」、「自分は汗っかきだからちょっと通気性が良いくらいでは不安」という人は洗えるタイプのものを購入するのもおすすめです。

安いからという理由だけで飛びつかないで!マットレスは人生を共に歩む相棒

引っ越しや新築などでマットレスを購入するケースは多いと思います。ソファやダイニングテーブルなどを新調するとき、ちょっと値段が高くても見た目がおしゃれで可愛いものを選びたくなったりしませんか。その反面、ベッドのマットレスは人に見られるものではないし、カバーをしたらデザインも関係ありません。新生活は何かと出費が多くなりがちのため、「マットレスはなるべく安いもので済ませよう」なんて思考になるのはよく分かりますが、ちょっとだけ考え方を変えてみてはいかがでしょうか。

ダイニングテーブルでの食事、ソファでのくつろぎ、そしてベッドでの睡眠、このなかであなたの人生で一番長い時間を過ごすのはどれでしょうか? 人間が1日に8時間睡眠をとるとすると、人生の3分の1の時間を人間は寝て過ごしているのです。寝ている間に体をゆだねるマットレスの上は、「人生で最も長い時間を過ごす場所」といっても過言ではありません。そんな大切なパートナーを「価格だけ」で判断すべきではありません。

前述した通り、体に合わないマットレスを選択すると疲れが抜けないばかりか腰痛の原因にもなり、3分の2の覚醒時間にも多大な影響を及ぼすのです。だから、マットレス選びは慎重に、少し値段が高くても体に合う良いものを選びましょう。

低価格が売りの量販店でもよく目を凝らして見て!

「お求めやすい価格が売り」というイメージの強いニトリやイオンなどでも、実際に商品を見てみると面白いことがわかります。同じポケットコイルのマットレスであっても、1万円以下のものから数万円もするものまで幅広い価格が用意されているのです。コイルの数であったり寝返りのしやすさの追求であったり、また、通気性重視だったりとさまざまな特徴によって価格にばらつきがあるのです。もちろん、通気性が良いもの、寝返りのしやすい構造のものは、たとえ低価格が売りのお店でも高価格で販売されています。

一度買ったマットレス、何年使うつもりですか?

マットレスはソファや棚などと違い、模様替えが目的で買い替えることのない家具です。そのため、一度購入したら特別なことがない限りは買い替えようとは思わないでしょう。そのため、寝心地が変わらずに、長く使えるものを選ぶことがおすすめです。

安いマットレスは低価格を維持するためにコイルの数を減らしている場合があるため、毎日使っていると、コイルのヘタリが早く、寝心地もどんどんと悪くなっていきます。もちろん、素材も安価なものを使うため通気性も悪いです。

これらの点を踏まえたうえで、1、2年で買い替えるつもりならば、安いものを買うのもいいでしょう。しかし、マットレスは粗大ゴミになります。ゴミ処理場までの運送費や、住んでいる地域によっては引き取ってもらうのに粗大ゴミ処理手数料がかかるケースもあります。このような購入後にかかる費用も念頭に入れておくべきでしょう。もちろん、環境問題の面から見ても1、2年での買い替えはおすすめできません。

また、こんな考え方をしてみてはどうでしょう。例えば2万円で安くて耐久性の低いマットレスを3年使うとします。すると、1日当たりの費用は18円です。次に、7万円で寝心地もよく、耐久性にも優れたマットレスを10年使うとすると、1日当たりの費用は19円です。良いものを長く使うなら、1日当たりの価格に大きな差はなくなるのです。それなら快眠できるマットレスを検討する方が人生を豊かに過ごせそうですよね。

一度買ったらもう引き返せないマットレス!

歯ブラシは高くても300円程度なので、「かため」の歯ブラシを買って使ってみたら歯茎から血が出てきたので「ふつう」の硬さの歯ブラシに、といったように、自分に合わなければ買い替えることが簡単です。しかし、マットレスのように大きくて値段も高い買い物は、買って後悔してもなかなか買い替えができません。量販店のような実店舗で、実際に寝転がってみて寝心地を確かめてみるのももちろん大切ですが、マットレスは「寝転ぶため」に購入するのではなく、「睡眠をとるため」に買うのです。だから、実際に睡眠がとれる無料お試し期間のあるものや、返品・返金が可能なものを選べば後悔せずに、納得のいくマットレスを購入できるでしょう。

日本人の快眠のため、アメリカと共同開発された「komoreマットレス」

「すべての人が納得のいくマットレスを」をコンセプトに、日本とアメリカの共同チームでデザインされたマットレスがあるのをご存じですか。徹底したマーケティングにより、開発された中程度の硬さの高反発マットレス、睡眠中の体をしっかりと支える快適な眠りをサポートしてくれるメモリーフォーム、日本の気候を考えて作られた上質の通気性は多くの利用者から高い支持を受けています。マットレスの買い替えで悩んでいるなら「komoreマットレス」をぜひとも選択肢に入れてみてください。その素晴らしさをほんの少しご紹介します。

夏も快適に過ごせる通気性

「komoreマットレス」の特筆すべき点のひとつがその通気性です。マットレスの上部に配置されたアレルギーを防ぐマイクロアルミニウム、重力による体圧を分散させるオープンセル状フォームが特上の睡眠環境を与えてくれます。また、マットは熱や湿気をこもらせない物質サーマジェルでできていて、他社製品と比較して40%も涼しさを体感できることが研究によって明らかにされています。

いつまでも快適!抜群の寝心地の良さ

「komoreマットレス」の中間部は体圧分散に優れた素材でできているため、体のなかでも圧力が強くかかる部分もしっかりサポートし、快眠に必要なポジショニングを維持します。また、マットレスの最下層は耐久性の高い素材を採用し、買ったときと変わらない寝心地を長く実現してくれるのです。また、コイルを使っていないマットレスのため、寝返りを打った際に「ギシギシ」といったきしみが発生することもありません。心地よい静寂のなか、ゆったりと眠ることができるのです。

洗濯できるマットレスカバーで衛生面も問題なし!

米国カリフォルニアでデザインされ、プレミアムアメリカン繊維で構成された「komoreマットレス」のニットカバーは、通気性に優れた素材です。また、ニットカバーは取り外しが可能となっているため、最も湿気のたまりやすいマットの上部も丸洗いできるようになっています。普段から汗っかきの人も、高温多湿の夏場をしっかり乗り切れる心強い設計が魅力です。

100日間の無料お試し期間がある

「komoreマットレス」の取り扱いはネットのみのため、実物を見てからの購入ができないのがウィークポイントです。しかし、不安に思う必要はありません。なんと、100日間の無料お試し期間が設けられています。寝転んで感触を確かめるだけではなく、100日間実際に寝てみてその使い心地を実感することができるのです。万が一「自分には合わない」と思った場合、返品送料無料、そして支払ったマットレス代も全額返金が保証されています。

量販店のマットレスは衛生商品に分類されるため、購入後に「寝心地が思っていたよりも悪いから」なんて理由では返品はできないのが普通です。反対に、これだけの保証を準備しているということは、商品に対して「自信」があることの裏返しともいえるでしょう。

これだけ機能が充実していても価格は良心的!

通気性、マットの硬さ、衛生面と非常に優れた「komoreマットレス」は、当然、価格も機能に合わせて高くなるのかと思いきや、良心的な価格設定もうれしいポイントです。

  • スモール(R幅80×奥行き195×高さ25cm)64,000円(税別)
  • シングル(R幅97×奥行き195×高さ25 cm)72,000円(税別)
  • セミダブル(R幅120×奥行き195×高さ25 cm)84,000円(税別)
  • ダブル(R幅140×奥行き195×高さ25 cm)96,000円(税別)
  • クイーン(R幅160×奥行き195×高さ25 cm)108,000円(税別)

決して安い買い物ではありませんが、ニトリやイオンといった低価格が自慢の量販店でも、実は上記と同価格帯の商品もラインナップされています。格安商品ではないですが、価格に見合うだけの機能性をしっかりと兼ね備えています。

マットレス選びで気を付けたい4つのポイント

以上のことから、マットレスを購入するときには、以下のポイントを押さえたものを選ぶのがおすすめです。

  • マットレスの硬さは姿勢が崩れにくい「中程度の高反発」で熟睡をキープ
  • 睡眠中の発汗量、日本の気候を考え「通気性の良さ」は外せないポイント
  • 「安ければいい」ではない本当のコストパフォーマンスを重視
  • 万が一、体に合わなかったときに備え「返品可能かどうか」も要チェック

人生において必要不可欠な、「睡眠」を支えるマットレスを選ぶ際に気を付けたいポイントは以上です。店舗に出掛けて実際に寝心地を確認してみたり、返品保証のあるものをネットで購入して実際に睡眠を体感してみたりするのもいいでしょう。この記事を参考にぜひ自分に最適なマットレスを探してみてください。